海外ドラマのいいわけ

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海外ドラマ:いまさらブレイキング・バッドが超おもしろい

ブレイキング・バッド(Breaking Bad)というドラマを見はじめた。

 

少し前のドラマなのだけど、これがめちゃくちゃおもしろい。

2008年ー2013年まで、シーズン5まである時間泥棒だ。こんなにおもしろいならもっと早くに見ておけばよかったと素直に思う。

 

舞台はアメリカのニューメキシコ州

砂漠があって、サボテンがあって、西部劇の舞台のような場所だ。

ジョジョで言うと、スティールボールランの序盤コースがこんな感じの場所だったりするのが思い出される。

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実をいうと、ニューメキシコはアメリカにいるうちに行きたい場所のうちの1つだ。

ここには、ホワイトサンズ国立公園というところがある。名前の通り、まっしろな砂漠が広がる場所だ。

僕の中ではヨセミテイエローストーンとならんでもっとも行きたい国立公園ランキングにランクインしている。

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まあ、ブレイキング・バッドというドラマ自体は、こんなキラキラしたドラマではないのだけれど。

 

主人公は高校でしがない化学教師をやっているウォルター・ホワイト。50歳。

能力があるのにワケあってつまらない教師に甘んじている。話がクソつまらなく、見てくれもださいので、生徒からの人気はまるでない。

「うわ~、こういう先生いたよな~!」っていう感じがあって、超あるあるな感じがする。こういう先生はどこの国にもいて、どこの国でも生徒から嫌われるんだな、としみじみ思ってしまう。

ちなみにパンツもブリーフをはいていて、とにかくださいのだ。

「まだそれはいてるの?」と思わず教え子に聞かれるシーンもあって、これも日米共通のようだ。男子たるものブリーフなんていつまでもはかないのだ。

 

家族は妻のスカイラーと男子高校生のウォルター・ジュニアがいるのだが、スカイラーは妊娠中で、ウォルター・ジュニアは脳性マヒを患っている。

このような家庭環境を支えるには高校教師程度の収入ではたりないので、ウォルターはガソリンスタンドの仕事を掛け持ちしている。

 

ちなみに、本編で彼の収入は4万ドル代(400万円台)ということを告白するシーンがあるのだけど、これはアメリカの平均年収に近いイメージのようだ。

日本のサラリーマン平均年収は450万円ほどだったと記憶しているけれど、その年収で仮に自分が妻と障害を持つ子どもとあかちゃんの4人家族を養うことを考えると、思わずぞっとしてしまう。

 

ただでさえつらい人生なのに、ウォルターには肺がんが見つかり、金銭的な理由で治療をどうするか迷ってしまう。一方で、ドラッグがものすごい金額を生むビジネスだということを偶然知る。

このドラッグはメタンフェタミン、つまり覚せい剤の一種なのだけれど、自分だったらもっとうまく作れる、もっと金を生めると考えた彼は、自分が死んだ後に家族が生活できるだけの金を残そうと徐々に裏世界に踏み込んでいく、という話だ。

 

つまり、ドラッグという裏街道を舞台にしてはいるが、物語の軸足は家族への愛と自分の生き方なのだ。

 

個人的におもわず感じ入ってしまうところは、やはりこの貧しさだ。

お金を理由にいろんなことをあきらめてしまう。これって僕らの人生においてかなりのあるあるなのだ、程度の差こそあれ。

僕も日頃小さいものから大きいものまで、お財布事情を理由にいろいろなことを諦めることはよくある。

 

このドラマのウォルターのように、お金がなくて癌の治療を受けることができなかった親戚が僕にはいた。お金がない人間には死に方すら選ぶ権利がないのだ。

昔を思い出してしまって胸に来るシーンが、このドラマには多い。

 

ニューメキシコの砂漠の哀愁と灼熱。ドラッグや銃などのアメリカの狂気。家族への愛と自分の生き様。これらがうまい具合に混ざり合ってなんとも言えないドラマだ。

 

まだシーズン1までしか見れていないので、かならず全シーズン見ようと決めた。